猫の気持ち優先で考える、猫トイレの最適な置き場所とは

猫のトイレ、どこに置いていますか?
場所もとるし、ニオイが気になって、なるべく目立たない所やリビングから離れたバスルームに置いていませんか?

猫のトイレの置き場所を調べると、「人目に付かない場所、ニオイがしにくい洗面所、さらに、トイレをカバーで覆うのがおすすめ」っていうのが多いからいいんじゃないの?

でも、それって”飼い主さんにとってのいい場所”よね。
猫のトイレの場所を決めるうえで大事なのは、猫たちがトイレをしやすい快適な場所であることよ。

トイレの置き場所は猫にとって、とても重要です。
「猫ちゃんが粗相をよくする」などのトラブルがあれば、もしかしたらトイレの場所が原因かもしれませんよ。



猫にとって快適なトイレの5つのポイント

猫のことを最優先に考えたトイレのポイントは4つあります。

スポンサーリンク

1.猫にとって大切な場所、好きな場所、落ち着ける場所であること

猫が社会的な行動をするうえで、落ち着ける好きな場所に置くこと。
具体的には、猫ちゃんも家族もよく過ごす生活の場です。
たとえば、ソファやベッドの上などでくつろぐ時間が長く、そこが猫ちゃんにとって居心地のいい場所であれば、ソファやベッドがある部屋に。

飼い主さんが猫ちゃんの排泄を観察できるという点でも、リビングルームに1つは置いておきたいものです。2階、3階と複数の階がある家は、各階にトイレを用意しましょう。

2.落ち着いて排泄できる場所

猫ちゃんの生活の場にトイレを置くことは大切ですが、大きな物音や振動がすることのない、静かで落ち着いて排泄できる位置を考えてください。

バタバタと人が通る通り道や、食洗器の下のキッチンや洗濯機の近くなどは避けること。

3.トイレの数は猫の数+1

トイレの数は猫の数+1が理想です。
猫が1匹なら2つ、2匹なら3つになります。
これを聞いて、同じ場所にトイレをいくつも置く人がいるのですが、これはNGです。

トイレは排泄の場所であると同時に自分のテリトリーを表すものなので、同じ場所にいくつも置いても意味がありません。

スポンサーリンク

4.猫のトイレを覆わない

猫のトイレの勘違いで多いのは、「うちのこは神経質だから」と、トイレを外から見えないように覆ってしまうこと。

猫の性質はそれぞれ違うので、そういう猫ちゃんもいるかもしれません。
でも、一般的に猫は排泄シーンを見られていても気にしません。
(というか、排泄シーンを他人に見られたくない動物は人間くらいじゃないでしょうか。より社会性が高く繊細な犬だって、隠れて排泄したりしません)

逆に、猫は敵が近づいてこないよう、周囲がよく見渡せる場所の方が安心するので、カバーで覆わないほうが落ち着くのです。
こうした点からも、トイレもオープンタイプがおすすめです。

健康状態をチェックするうえで、排泄の様子を観察することはとても大切。そういう意味でもトイレは見えるところに置くといいでしょう。

実は私も、「うちの猫は神経質だからトイレは覆った方がいいと思いこみ、布で囲っていましたが、覆いをはずしても全く平気で排泄しています。なーんだ。

スポンサーリンク

5.換気の良い場所に置く

トイレにニオイがこもらないように換気の良い場所に置くこと。
クローゼットやキャビネットの中、ベッドの下、などはトイレの置き場所に向いていません。
また、さんさんと日が差す窓際なども、適しません。

換気の点でもトイレは覆わない方がいいですね!

まとめ

いかがでしたか?
トイレはできるだけ見えない場所、臭わない場所にと、つい、飼い主サイドの都合に合わせて置いてしまいがちですが、猫にとっては使い心地のよい場所ではありません。
あくまでも猫ちゃんのトイレですから。
猫ちゃんの使いやすさを優先して考えて、最適な場所に置いてあげてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました