犬の事故|本当にあった10の怖いお話

人間だけでなく、犬にもいろんな事件が起こります。

いつものように散歩していただけなのに――
いつもと変わった様子はなかったのに―――

原因は些細なことばかり。

「こんなことになりませんように」という気持ちを込めて、
実際に起こった犬に関する怖い話を紹介します。

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怖い話10選

① リードに絡まり大惨事に
近所にある河川敷はワンコたちのお散歩コース。
広々とした場所で、みんな楽しそうに歩いています。
しかし、伸縮リードを付けていた2匹の小型犬が出会って興奮し、グルグル回っているうちに、1匹のワンちゃんの首に紐状のリードが巻き付いてしまいました。
そのワンちゃんはそのまま強い力で締め上げられる状態になり、首に損傷を受け、その後亡くなってしまったということです。

その話を聞いて以来、伸縮リードを伸ばしたまま絡み合って遊んでいる小型犬を見ると怖くなります。

 ワクチン接種後、亡くなる
混合ワクチンによる副作用の不安を当時の掛かりつけの獣医師に訴えると、「混合ワクチンの副作用による死亡率は低く、めったにないから大丈夫」だと言われました。
1日注意観察をして、何かあったらすぐ連絡してくれれば大丈夫だと。
しかし、アナフィラキシーショックでは多くの場合、あっという間に死に至ります。
確かに副作用が出る子は少ないのかもしれませんが、不信感をぬぐえませんでした。

ちょうどそんな時、散歩先の公園であった男性から、愛犬(柴犬)が混合ワクチンを接種した後、すぐに死んでしまったと聞きました。
「去年も一昨年も大丈夫だったのに、なんでだろう。理由が分からない」とのことだったので、多分、獣医師に詳しい話を聞かず、また、獣医師もワクチンの副作用の可能性があることをきちんと伝えなかったのでしょう。

混合ワクチンの副作用で亡くなる子はほとんどいないと言われていたのに、こんなにすぐ身近で亡くなった子に遭遇するとは、益々不安になりました。
仔犬でなくても、数年間大丈夫だった子でも、「今年は副作用が出る」かもしれないのです。

混合ワクチンは義務ではありません。
自分の愛犬の状態や環境と照らし合わせて、何が必要なのか確認してから接種することが必要だと実感しました。

 コードが絡まり死んでしまう
近所のワンちゃんの話です。
留守番をさせていて、家に帰ると電気コートが首に絡まって死んでいたそうです。
飼い主さん自身からは詳しい状況を効いていないので、そんなことってあるのかなあと、ネット検索してみました。
犬ではでてきませんでしたが、赤ちゃんの首に絡まって窒息したという事件はあるようです。
赤ちゃんで発生しているとうことは、やはりコードが何かの拍子に絡んで、はずそうともがいてよけいに絞まってしまったのかもれません。
よく会っていたワンちゃんだけに、想像すると可哀そうでなりません。
留守中、犬は予想外の行動をするものです。
想像力を働かせ、危険が生じそうなものはすべて取りのぞいておくことが必要ですね。

 電気コードをかじって感電する
犬は何でもおもちゃにしてかじってしまいます。 
特に仔犬の場合は、手当たりしだい噛みまくります。
電気コードやコンセントを感電すると、最悪の場合は死に至ります。
電気コードやコンセントで遊ばないようにしつける、必要のないコンセントは抜いておく、コンセントや電気コードにカバーをかぶせるなど、感電対策をしておきましょう。

 食べた小石がおなかに溜まって緊急手術
外に出て、気になるものが落ちていると犬はすぐに口にしてしまいます。
そして地面には、タバコの吸い殻や食べ残しの骨付きチキンなど、犬が食べたら危険なものがたくさん落ちています。

知り合いのワンちゃんはある日、急に具合が悪くなり、動物病院に行って診てもらうと、お腹に小石がたくさんたまっていたそうです。
すぐに手術で取り出し、無事に回復しましたが、まさかそんなに石を食べていたとはと、飼い主さんも驚いていました。

犬がものを口に入れて飲みこむのは一瞬です。
注意深く観察してあげないと危ないですね。

⑥ 側溝に落ちて複雑骨折
これも気をつけないと怖いなあと思った印象深い事故です。
あるワンちゃんが、お散歩中に側溝に落ちて、足を複雑骨折してしまいました。
足にボルトを入れる手術をし、その後、元気に回復しましたが、高齢になってその後遺症が現れました。
年をとり、筋肉がなくなってきたせいで、ボルトが突き出てしまったのです。
そのときにはもう手術をできる年齢でもなく、その痛みは大変なものだったと思います。

また、側溝の蓋にも要注意です。
うちの犬は側溝の蓋の溝に足先がスポっとはまってしまったことがありました。
慌てて横に引っ張ってしまっていたら、きっと骨折していたと思います。
でも、そのワンちゃんの話を聞いていたので、そのままそっと上に足を引き抜き無事でした。
公園や河川敷などのくぼみにつまづき、骨折する子もいます。
穴やくぼみには要注意です。 

 街路樹に顔を突っ込み失明
お散歩で出会ったワンちゃん。まだ2歳なのに片目を失明していました。
どうしたのかと思えば、犬が低木の街路樹のしげみに顔を突っ込んだところ、中に隠れていた猫に目を引っかかれてしまったそうです。
他の小動物の気配やにおいを嗅ぎ取ると、好奇心旺盛な犬はすぐに飛び込んでいきますが、何が潜んでいるかわかりません。
草や木の茂みなどで猫が休んでいたり、隠れていたりすることが多くあります。
むやみに、いきなり顔を突っ込まないよう、注意してあげましょう。

 顔から出血 原因は歯だった
これは我が家の先住犬の話です。
犬の顔から血と膿が滲み出していて、どこかで傷つけたのかと獣医師に診てもらったら、原因は歯槽膿漏によるものでした。
歯周病などによる炎症が歯の根元の方にまで及んでしまい、膿が排出される道が皮膚まで通じて穴があいてしまう「外歯瘻」に悪化していたのです。
愛犬は歯をすべて抜歯し、顎の肉もごっそり切り取る手術を行いました。

 気付いたら余命数日
犬友の大型犬の男の子。
「最近、食欲がない」と心配し、動物病院で検査をしてもらったら、「多分、もってあと数日でしょう」といきなり余命宣告されたそうです。
その1週間前に会った時は元気そうだったのに、腎臓がとても悪くなっていたとのことです。

犬は具合が悪くても、痛みがあっても、ギリギリまで我慢します。
できる限り動いて、飼い主さんの要望に応えようとします。
なので、本当に毎日、愛犬のようすをよく見て、些細な変化にも気づいてあげなくてはなりません。
そして、ちょっとでも「大丈夫かな」と思うことがあれば、獣医師に見てもらうことが重要です。

「これくらい大したことない」とか「病院に行くほどじゃないかな」なんて考えていたら手遅れになるかもしれません。

10 楽しい散歩のはずが、帰らぬ犬に
お散歩中、何があるかわかりません。
近所にあるゴルフの打ちっぱなし場は、夕方になると犬たちのドッグランとして開放されていました。そこで、いつも通り遊んでいたワンちゃんが、突然、ネットの外に飛び出してしまいました。
何か気になるものがあったのでしょう。
小型犬は下から簡単にネットを潜り抜けることができるのです。

飼い主さんはもちろん、すぐに後を追いましたが、捕まえることができませんでした。
ワンちゃんはそのまま行方不明になり、飼い主さんは懸命に探し続けましたが、数日後、家に向かう道の途中でその子が車に引かれて亡くなっているのが見つかりました。
飼い主さんは、とても悔やまれたと思います。
予期せぬ逃走だったとはいえ、なぜ止められなかったのだろうと。
想像するだけで胸が締め付けられる事件でした。

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まとめ

いかがでしたか。
私の狭い身の回りだけでも、こんなにいろいろな事故が起きています。
予測不可能なものもありますが、気を付けていれば防ぐことができたものもあります。
愛犬の身体を、命を守るために、十分注意を払ってリスク回避してください。

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