犬が大好きだけど、家に迎えてみたら犬アレルギーだった、という話をたまに耳にします。
先日も、通常はほぼミックス犬が保護されてくる犬猫の保護施設に純血種のかわいい子イヌがいて、珍しいなと思ったら、飼い始めたけど子供にアレルギーが出てしまったので飼えなくなったというご家族が引き取ってほしいと連れてきたとのことでした。
こういうこともあるので、犬に触れたことがない人は、犬を迎える前にアレルギーテストをしておいた方が、本人のためにも、犬のためにも安心ですね。
ここでは、低アレルギー性の犬種を紹介します。
犬アレルギーの原因

犬アレルギーの原因となるアレルゲンは、犬の皮脂や被毛、唾液、フケなどです。
これらのアレルゲンに触れることで、咳やくしゃみ、かゆみなどの症状を引き起こします。
アレルギー性がまったくない犬はいませんが、主となるアレルゲンが被毛やフケであることから、抜け毛がすくない犬種の方が低アレルギー性と考えられます。
では、抜け毛が少ない犬とはどんな犬かというと、「シングルコート」の犬です。
犬にはオーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)のあるダブルコートの犬と、アンダーコートのないシングルコートの犬種がいます。
温度調節機能の役割を持つアンダーコートは、細くてふわふわ。
柴犬やレトリーバーなど、ダブルコートの犬と暮したことがある方ならよーく知っていると思いますが、毛が抜ける抜ける。
換毛期なんてブラッシングしてもしても毛が抜け、いつも毛が舞っている状態です。
ということで、毛があまり抜けないシングルコートの犬の方が低アレルギー性ということになります。
低アレルギー性の犬種
シングルコートの犬で、家庭で飼いやすい犬種をいくつか紹介します。
●トイプードル

●ヨークシャーテリア

●マルチーズ

●シーズー

●ミニチュアシュナウザー

●ビションフリーゼ

犬アレルギー対策
犬アレルギーを防ぐには、犬や部屋を清潔に保つことも大切です。
●小まめにブラッシングしよう
犬を毎日ブラッシングして、抜け毛を取り除きましょう
●定期的にシャンプーしよう
月に1回程度はシャンプをして犬の皮膚や被毛を清潔に保ち、フケなどを防ぎましょう
●部屋を小まめに掃除して清潔に
アレルゲンを防ぐためには部屋や犬用のグッズ、ベッドを小まめに掃除し、犬が触れる寝具や洋服は洗濯して清潔に保ちましょう。
換気もしっかり行うこと。空気清浄機を使うことでアレルゲンを減らすことが可能です。
●犬に触れたら手洗い、うがいを
愛犬に触れた手で顔を触ったりすると、かゆみやくしゃみが出てしまうかもしれません。
愛犬と遊んだあとは必ず手を洗い、うがいもしましょう。
まとめ
犬のアレルゲンを完全に除去することはできませんが、アレルゲンを減らして犬との生活をエンジョイすることは可能です。
また、アレルギーは辛いものです。
冒頭にも書きましたが、犬と暮した経験がない人は、犬を迎える前にアレルギーテストを受けた方が、安心です。

