猫の体が驚異的に柔軟なワケ

猫を初めて飼った人、抱いた人は、その柔らかさと予想以上にビヨーンと伸びる伸縮性のある柔軟な体に驚くのでは。
まさに私もその一人。
犬とは全く違うグニャグニャな体にびっくりしました。
「猫は液体」とはよく表現したものです。
抱き上げると体がびろーんと長く伸び、明らかに体より細いすき間もするりと通り抜けちゃいます。

このびっくりボディが、猫の驚異的な身体能力の源であり、また、まるっとしたルックスの愛らしさとは裏腹に、外では優れたハンターとして君臨する秘密なのです。

さて、その体の秘密とは。

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頸椎が人間より20個も多い

猫の体が驚くほど柔軟でグニャグニャ動く大きな理由は、脊椎にあります。
動物の骨格標本を見たことがありますか?
脊椎は、たくさんの椎骨(頸椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎)が連結されてできています。

まず、人間の椎骨は33個。
それに比べて、猫は尻尾も入れて53個の椎骨があります(尾の長さによって異なる)。
さらに猫の椎骨は、ほかの哺乳類よりも弾力性のある椎間板でゆるくつながっています。

こうした特殊な脊椎の構造によって、猫は体を伸ばしたり縮めたり、ひねったり、体を最大180度回転させるなどを簡単にすることができるんです。

高いところから落下する途中でくるっと体を回転できるのも、こんな風に背骨が柔軟な作りになっているからだよ。

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狭い場所も通れる特殊な肩の構造

猫の肩甲骨は、人間や犬のように体の骨格にしっかりつながっているわけではなく、筋肉で支えられています。このため前肢の可動性が高く、肢を広く伸ばすことができ、俊敏に動くことが可能になっています。

また、猫の肋骨は人間や犬と比べて細く、胸の部分がコンパクトにまとまっています。
大きく見える猫でも、頭さえ通れば狭いすき間をするりと通り抜けることができるのはこのためなんですね。

猫の肩甲骨は、ほぼ筋肉で繋がっているんだ。

鎖骨も小さくて、ほかの骨としっかりつながっていないのよ。
だから、肩帯(けんたい)を縮めて、猫は頭くらいの隙間があれば体を押し込んで通れちゃうし、入れちゃうの。

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猫は筋肉や皮膚もしなやか

柔軟性のある骨格に加え、肩回りや背中の筋肉は特に弾力があります。
これが猫の驚異的な身体能力の秘密で、体の何倍もの高さまでジャンプしたり、高いところから飛び降りたりできるのも、この骨格や骨格筋におかげです。

さらに猫の体はとても柔らかくて滑らか。
これは、皮膚も弾力性が高いためで、猫の柔軟な動きを可能にしている重要なポイントのひとつです。

まとめ

というわけで、猫の体が驚異的に柔軟なのは、脊柱や皮膚のつくりにあるんですね。
肢を真上にあげて股を毛づくろいできちゃうのも関節がゆるく柔らかいから。
優れた狩猟能力もこの体あってこそ。
猫、すごいなー。


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