猫を飼ったことがないのに、昨年から猫を一時預かりしています。
猫が特別、大好きだったわけでも、飼いたかったわけでもなく、行きがかり上の理由です。
そして、半年間だけあずかる予定が、もう1年5カ月……。
まさかこんなに長くなるとは思わず、久しぶりに1泊旅行の計画をたてていたのですが、さて、猫をどうしたらいいものか。
犬の場合、留守にする際は、知り合いやペットホテルに預けることが多いかと思います。
私もそうでした。
猫の場合は環境の変化を嫌うので、ペットシッターを頼む人が多いようですね。
でも、これまでペットシッターに頼んだことがなく、知らない人にカギを渡すのも不安だったので、犬と同じく、掛かりつけの獣医さんに預けようと考えていました。
一応、それを保護主さんに伝えると、猫は場所が変わるのが一番ストレスで可愛そうだと叱られました。
で、その方たちを含め、周りの人から言われたのが、「猫は1泊くらい家に置きっぱなしにしても全然平気」ということです。
犬しか飼ったことがないので、置きっぱなしで外泊するってあり得ないのですが、本当に大丈夫なんでしょうか。
そこで、猫の留守番について調べてみました。
1泊お留守番の捉え方の違い
まず、分かったのは、猫を1泊、留守番させるといっても、ご飯とお水を置いて、猫だけで1泊過ごさせる人と、1泊留守にする間に、知り合いや家族、ペットシッターに様子を見に来てもらう人と、「1泊くらいなら留守番させても大丈夫」の認識が違うことでした。
私の周りの人が言っているのは、猫だけで1泊以上、過ごさせても平気だという意味だったので、やはりうちの猫(預かり猫)には難しいかなあ~。
と、思ったのですが、多くの記事で(獣医師監修のものも含め)、お水とフード、トイレを十分に用意しておけば、「猫は単独行動の動物なので1泊なら留守番できる」「1~2泊なら問題ない」「日中の大半は寝ているので一人でも苦にならない」と書かれていました。
なかには2泊までなら問題ないというものもありましたが、逆に2泊の留守番は避けるべきという記事も。
結局、猫の性質や状態によっても違うし、なにより飼い主さんの考え方次第ということなんでしょうかね。
猫だけの留守番は避けた方がいい
そんな中で、私が納得したのが、読売新聞オンラインでの、苅谷動物病院グループ江東総合病院の白井活光さんの記事でした(読売新聞オンライン)。
「ペットだけでの留守番は、できる限りさせない方がいい」
引用:読売新聞オンライン「飼い猫を家に残して3日間旅行に…ペットを長時間留守番させて大丈夫?」
その理由としては、
・猫や犬は飼い主がいないと普段と違う行動をとることが多く、誤飲する可能性がある。
・持病を持っていて、突然発作を起こすことがある。
・フードを一気食いして吐いてしまうことがある。
といったことでした。
つまり、猫が寂しがるとかいうよりも、留守にしている間になにかあったら助けられないということですね。
そして、猫は環境が変わることにストレスを感じるので、留守番は家の方がいいですが、その場合は1日に2回くらい家族や友人、ペットシッターなどに来てもらい、お水やご飯、トイレのお世話をしてもらうこと。
また、健康に不安のある猫の場合は、何かあったらすぐに対応してもらえるペットホテルの方が安心だということです。
今は自動給餌器や自動給水装置などを置いて出かければ大丈夫だという人が多いようですが、心配なのは、水やご飯のことだけではありません。
暑い季節に、停電でエアコンが止まってしまうなど、何が起こるかわかりません。
まとめ
今回、一泊の留守にあたって、猫の留守番について調べてみました。
いろいろな記事を参考にした結果、猫を置いて留守にするのは1泊2日まで。
その場合は、知り合いやペットシッターなどに1日2回ほど来てもらい、お世話をしてもらうというのが、最善策のようです。
我が家の預かり猫(ほぼ、うちの猫)は、昼間に寝ていても私が動くと飛んでくるし、定期的にかまってくれと甘えてきます。
昼間ずっと留守にして戻ると、にゃーにゃ―にゃーにゃ―と大騒ぎです。
その様子だけでも、誰も来ない部屋に1泊置いていくのは心配です。
猫の性格や普段の生活環境によって、お留守番の不安やストレスは変わってくるので、一概に「猫は1泊くらいは放っておいても平気」とは言えない、というのが、私の今回の結論です。