つらい、つらい花粉症。
でも、人間だけじゃないんです。
犬や猫も花粉症になるって知っていましたか?
飼い主さんが持ち込んでくる花粉や、窓を開けたときに入ってくる花粉で、
室内飼いの猫ちゃんでも花粉症になります。
お外に出るのが好きな猫ちゃんは特に注意が必要です。
それでは、猫の花粉症ではどんな症状がでるのか、
どんなことに気をつけたらいいのか、解説したいと思います。
猫の花粉症の症状

人間の場合、花粉症の症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳、目のかゆみなどですが、犬や猫での主な症状は、体の皮膚や耳の痒みや発疹などです。
これは、人間は鼻が花粉に敏感に反応する一方、犬や猫は皮膚が反応してアレルギー症状を引き起こすからだそうです。
ただし、猫は犬と比べて鼻水やくしゃみなどの呼吸系の症状がでやすく、目のかゆみや涙など、より人に近い症状がでるようです。
【猫の花粉症の症状】
・くしゃみ、鼻水
・目の痒み
・涙
・腫れや充血
・痒み(皮膚、耳、おしり)
・発疹
・腰、股間、尻尾、足の周囲の脱毛
・しきりに毛づくろいする


花粉はほぼ1年中飛んでいる
花粉症は季節性のアレルギーです。
一般的にヒノキやスギの花粉が舞う「春」が花粉症のシーズンとして知られていますが、実は花粉症を引き起こす花粉は冬も夏も秋も舞っていて、つまり1年中花粉症の恐れがあるのです。
【花粉の季節】
・カバノキ科:1月~6月くらい
・杉・ヒノキ:2月~5月くらい
・イネ科:3月~10月くらい
・ブタクサ・ヨモギ:9月~10月くらい
猫を花粉症から守るために気をつけたいこと

- 花粉が多い時期は外に出すのを避けましょう。
- 小まめにブラッシングしましょう。
- 猫が毎日使う寝具などはこまめに掃除しましょう。
- 家に入る前に犬の被毛を払って花粉を落としましょう(床掃除のドライシートもおすすめです)。
- 猫が外から戻ったら、体や足、顔を拭いて花粉を落としてあげましょう。
- 部屋もこまめに掃除しましょう。
- 空気清浄機で部屋の花粉を取り除きましょう。
- 飼い主さんが外から帰ってきたときも、外で服をはらう、拭くなどして、花粉を取り除くことを心掛けること。
- 窓はなるべく開けない。花粉が多い日は換気も避けること。

ペット用品・ペットグッズは【犬・猫の総合情報サイト『PEPPY(ペピイ)』】

まとめ
花粉の季節にしきりに体をこすりつけて痒そうにしていたり、鼻水・涙が多くなったり、くしゃみがでたりしていたら、花粉症の可能性が高いと考えられます。
自分が花粉症の方はわかると思いますが、痒いのも鼻がずるずるするのも辛いものです。
できたら動物病院でアレルゲンを検査してみてください。
ノミ・ダニーアレルギーということも考えられます。
花粉症予防は花粉からなるべく遠ざけること。
これにつきます。