猫にあげてはいけない12のキケンな食べ物

食事をしているとき、足元でにゃーにゃーとかわいい声で(もしくは大きな声で)、おねだりされると、つい「しょうがないなー」と、食べ物を与えてしまいたくなります。

でも、人にとっては美味しく健康的な食事も、猫にとっては危ないものが多くあり、なかには少量を口にしただけで中毒を起こすも食品も。

猫に害のある食べ物をうっかり与えないよう、また、食いしん坊な猫が誤って口にしてしまわないよう、猫にとってキケンな食品を知り、うっかり食べてしまわないよう気をつけましょう。

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猫が食べる(飲む)と危ない食品

 アルコールが入っている飲み物や食べ物

体が小さい猫は、少量のアルコールでも急性アルコール中毒になる可能性があります。
好奇心旺盛な猫がテーブルの上のお酒をぺろぺろ飲んでしまうだけで危険です。

症状:嘔吐、下痢、呼吸困難、昏睡、死に至る可能性もあり。

② チョコレート・ココア

チョコレートに含まれているメルチキサンチン(テオブロミンとカフェイン)は、猫や犬にとっては危険な有害物質です。

症状:嘔吐、下痢、落ち着きがなくなる、筋肉の硬直、心拍数の増加、発作や死に至る可能性もあり。

③ コーヒーや紅茶などのカフェイン入り飲料

チョコレートと同様、コーヒーや紅茶、緑茶などにはカフェインが含まれています。

症状:嘔吐、下痢、興奮、動機、不整脈、痙攣など。

④ 酵母を含むパン生地

パン生地は消化器系にガスが貯まる原因になります。
また、酵母はアルコールを生成するというリスクもあります。

症状:胃の膨張感、ねじれ、最悪、胃や腸が破裂する恐れも。

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⑤ 乳製品

猫の多くは乳糖不耐症(乳糖を分解する酵素が少ないため、乳製品に含まれる乳糖を消化吸収できない)のため、乳製品を食べると消化器系の問題を引き起こすことがあります。

症状:下痢など。

⑥ 生卵

生卵の白身には、皮膚や毛の健康に必要なビオチンの吸収を妨げるアビジンが含まれています。また、大腸菌やサルモネラ菌の不安もあります。
加熱するとアビジンは菌も失活するので、与える場合は熱処理したものを。

症状:嘔吐、下痢、発熱など。

⑦ 生肉

サルモネラ菌や大腸菌で汚染されている可能性があります。
ただし、サルモネラ菌や大腸菌は熱に弱いので、熱処理してあれば大丈夫でしょう。

⑧ 生魚

生卵と同じくサルモネラ菌や大腸菌で汚染されている可能性があるほか、生魚にはチアミノーゼという酵素が含まれていて、たくさん接種するとビタミンB1が欠乏することがあります。
ただし、サルモネラ菌や大腸菌、チアミノーゼは熱に弱いので、熱処理してあれば大丈夫でしょう。

⑨ 生のイカやタコ、エビ、カニ

チアミノーゼという酵素が含まれていて、たくさん接種するとビタミンB1が欠乏することがあります。ただし、チアミノーゼは熱に弱いので、熱処理してあれば大丈夫でしょう。

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⑩ マカデミアナッツ

ペットに毒性があるとされていますが、明確な毒性のメカニズムは不明です。

症状:嘔吐、下痢、脱力感など。

⑪ 玉ねぎ、ネギ、ニンニクなど

猫が食べると赤血球が壊される危険があり、溶結性貧血や血色尿などになる可能性があります。
さらには腎臓に大きなダメージを受けて急性腎障害を引き起こし、死に至ることも。

初期症状:嘔吐、下痢、呼吸困難、食欲不振など。

⑫ 柑橘類

レモンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類には、猫に問題を引き起こす可能性のあるクエン酸やエッセンシャルオイルが含まれています。

症状:下痢、嘔吐など。

●ほかの動物に有害なので食べないほうがいいもの

・アボカド
・ブドウ
・レーズン
・キシリトール

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まとめ

いかがでしたか?
人間には無害でも、猫には危ない食べ物がたくさんありますね。
猫に害をおよぼす食品は当然、与えないこと。
また、うっかり置きっぱなしにしてしまわないよう気をつけましょう。

参考:15 Toxic Human Foods You Should Never Feed Your Cat (dailypaws.com)
「猫が食べると危ない食品・植物・家の中の物図鑑」(服部幸監修)

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