以前、愛犬の体をマッサージしていて、小さなしこりがあることに気が付きました。
すぐに動物病院で診てもらうと、良性の脂肪腫でホッとしましたが、気づいた時は焦りましたよ。
ワンコの体に触れて、ボディチェックをするのは大切だなあと、そのとき改めて感じました。
ストロークには体をチェックする役割も

ドッグマッサージのオープニングとして行う「ストローク(体をなでる)」は、体液の流れを促し、リラックスさせるのに効果的ですが、体の変化をチェックする触診としての役割もあるんですよ。
犬の体を感じながら、ただゆっくり優しく撫でるだけですが、これだけで随分、犬は落ち着きます。
犬の体は被毛でおおわれているので、少しだけ圧をかけたほうが、小さなしこりやできものに気づきやすいと思います。
特に被毛が厚いふわふわのワンちゃんは、被毛の上をさっと摩るだけでは、皮膚の上の小さな異常に気付くのは難しいです。
しっかりワンちゃんの体を感じて全身を撫でながら、体の状態もチェックしてくださいね。
毎日のスキンシップが早期発見のポイント

うちのワンコの場合は幸い、脂肪腫でしたが、知り合いのワンちゃんはよからぬ腫瘍でした。
ただ、保護者さんの発見が早く、まだ腫瘍がとても小さかったので、すぐに取り除くことができ、大事には至りませんでした。
ワンちゃんは自分で「ここになんかできてるんだけど」「具合が悪いんだけど」、とは教えてくれません。
保護者さんが気づいてあげない限り、病気は進行してしまいます。
病気を見逃さないためにも、是非、毎日ドッグマッサージをしながら体に異常がないかチェックしてくださいね。