猫に多い病気といえば尿路疾患や腎臓疾患。
年をとるごとにその罹患率は高くなり、たとえば腎不全は7歳以上で30%、10歳以上で40%、15歳を超えると80%の猫が尿路疾患や腎臓疾患になると言われています。

80%て、ほとんどの猫じゃないの………。
尿路疾患や腎臓疾患を防ぐためには、まず水分をしっかりとってもらうことが欠かせません。
ただ、猫の祖先は砂漠に生息するリビアヤマネコ。
そのDNAを受け継ぐイエネコは、犬のようにたくさん水を飲みません。
そこで、猫ちゃんの水分摂取量を増やすための方法を紹介します!
猫に十分、水を飲んでもらう方法

1.ウェットフードを食べさせる
カリカリのドライフードだけを上げている場合には、ウェットフードに変える、もしくはウェットフードを追加することで水分を使いできます。
スープタイプやゼリータイプのフードもたくさん出ているので、猫ちゃんの体調に合わせて利用するのもいいでしょう。
2.ドライフードに水分を加える
ドライフードに少し水を加えてみるのも良い方法です。
お湯をかけると香りが強くなるので、こちらの方がお好みの猫ちゃんもいます。

お湯は熱すぎないように気をつけてね!
3.容器を変えてみる
猫は気難しく、好みにうるさい生き物です。
また、ひげが容器や水に触れるのを嫌がります。
水をあまり飲まないのは、容器がお気に召さないせいかもしれないので、大きさや高さが違う容器に変えてみてください。

ちなみにうちの猫は、部屋の乾燥防止用に洗面器に水を入れて置いたら、そこでばかり飲むようになりました。
洗面器が大きくて飲みやすかったようです。
間口が大きい容器を好む猫は多いようですね。
4.水の置き場を変える
トイレの近くやご飯の横に水を置くと、砂やご飯が飛び散ることもあります。
トイレから少し離した場所に置く、水を小まめに換える、水置き場を複数作るなど工夫しましょう。
5.水の容器はちゃんと洗う
猫はにおいに敏感です。
水を取り替える際には、容器もちゃんと洗って清潔に保ちましょう。

ちゃんと洗ってくれないと意外とお皿がぬめっていて気持ち悪いの
6.水の温度を変える
浴槽のお湯を好んでぺろぺろする猫などはぬるま湯が好きかもしれません。
暑い時期には氷をなめて喜ぶ猫もいるなど、好みが違います。
愛猫の好みに合った温度にしてみましょう。
7.新鮮な水を保つ
猫は新鮮な水を好みます。
流れる水に惹かれ、水道の蛇口から水を飲むのが好きな子も多いので、循環式の給水機を用意してあげると喜ぶかもしれません。
8.猫ごとに水飲みを用意する
猫は縄張り意識が強い動物です。
複数匹の猫ちゃんがいる家庭では、離れた場所にそれぞれ水飲みを置いてあげましょう。
