猫の目がしらに気づけばくっついている「目やに」。
「単なる目やに」と放っておきがちですが、もしかしたら病気のサインからもしれません。
ただ、その一方で、色や量によっては「ただの目やに」と放っておいてはいけない場合もあります。
猫の目やにの主な原因や注意すべき目やにのタイプ、対処法を解説します。
こんなタイプは危険! 目やにの種類

猫に目やにがくっついていているのは別に珍しいことではありません。
目の汚れや老廃物が目やにとして排出されるので、健康な猫でも目やには出ます。
白っぽい、薄茶色、赤茶色、黒っぽくて少量であれば生理現象だといえるでしょう。
ただし、以下のような症状が見られる場合は注意が必要です。
・黄色や緑色の目やにが出る
・粘着きがあって量が多い
・涙がずっと出ている
・目をしょぼしょぼしている
・片目だけ症状がある
・血が混じっている
こうした場合、結膜炎や角膜炎、猫風邪などの病気が隠れている可能性があります。
放置しておかないで獣医師に診てもらいましょう。
目やにの原因となる病気

●結膜炎
瞼の裏の膜や白目部分の結膜に炎症が起こる病気で、目やにの原因として多く見られます。
【主な症状】
・涙や目やの増加
・緑や黄色の目やに
・目が充血する
・まぶしそうにする
・目をこする
●猫風邪
細菌やウィルスに感染して、人の風のような症状が出る病気です。
多くは、猫ヘルペスウイルスや猫カリシウイルスによる感染症で、子猫や免疫力が低下している猫に多く見られ、重篤化すると死亡率も高まり危険です。
また、ほかの猫に感染するので、多頭飼いの家庭では注意が必要です。
【主な症状】
・黄色っぽい目やに
・くしゃみ、鼻水
・発熱
・食欲低下
●角膜炎
黒目(角膜)が傷ついて、炎症を起こしている状態です。
ケンカや異物が入ったことなどによる外傷や、アレルギーやウイルス感染などが原因になることがあります。
【主な症状】
・涙が多くなる
・目を開けにくそうにする
・目やにが増える
・目が充血する
●外傷や異物混入
【主な症状】
・目の充血
・腫れ
・目をこする
角膜炎や結膜炎を引き起こす原因にもなります。
●流涙症(涙やけ)
涙の通り道が詰まったり、涙が過剰に分泌されたりすることで、常に涙や目やにが出る状態で、目の周りの毛が赤褐色に変色します。
【主な症状】
・目の周りがいつも濡れている
・目のしょぼつき
・被毛が茶色く変色する
短頭種の猫に見られやすい傾向があります。
●アレルギー
花粉やハウスダスト、カビなどによってアレルギー症状を起こし、目やにや目の充血、かゆみなどを引き起こします。
【主な症状】
・目やに
・目のしょぼつき
・目をかゆがる
この他、緑内障やぶどう膜炎や、腎臓病や腫瘍など、全身疾患でも目やにが増えることがあります。異常を感じたらすぐに動物病院で診てもらってください。
また、普段から目やにの色や状態を注意して見ることが大切です。
猫の目やにの上手な取り方

ぬるま湯で湿らせたコットンやガーゼを固まった目やににあてて、ふやかしてから、優しくふき取ります。
固まってしまった目やにはなかなかとりにくいものですが、ごしごし強くこすると皮膚を傷めるので無理に取らないこと。
・毎日こまめに拭いてあげましょう。
・アルコールが含まれているウェットティッシュなどは刺激が強いので、必ずペット用のものを使うこと。
・一度に取れない場合は無理強いせず、少しずつ取りましょう。
獣医さんで目やにをとるクリーナーを処方してもらうこともできるので、相談してみましょう。

