犬・猫の体を本気で気遣う人のフードの選び方 本当のプレミアムフードはここが違う! 

フード

愛犬や愛猫の健康を維持するためには、高品質のフードが欠かせません。
とはいってもペットフードは種類も数も多いし、キャッチコピーはどれもいいことばかりで、本当に良いフードはどれなのか分からないですよね。

そこで、動物性たんぱく質の必要性や原材料の表示についてなど、プレミアムフードの本当の選び方を紹介します。

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犬や猫の体の作りからフードを考えること

犬の祖先はハイイイロ狼、猫の祖先はリビアヤマネコで、双方とも肉食動物です。
この祖先のDNAを引き継ぐ犬と猫は、現在もほぼ肉食で、体のしくみも肉食に適したものになっています。
(犬は猫に比べると、ある程度、炭水化物や野菜なども消化できるように進化しているので雑食とされていますが、基本は肉食です)

たとえば、炭水化物や繊維質に比べ、消化の早い肉を主食とする犬や猫の腸は短くなっています。
また、炭水化物の消化に必要な酵素「アミラーゼ」をほとんど分泌しません。

動物性たんぱく質が多く、炭水化物の量が少ないこと

肉食に適した体になっている犬や猫は、タンパク質や脂肪を筋肉や皮膚、毛、臓器など、あらゆるものに変換するのが得意ですが、逆に繊維質や炭水化物を取り入れるのは苦手です。
このため、犬や猫のフードは、たんぱく質の量が多いことが重要です。

また、たんぱく質には動物性たんぱく質と植物性たんぱく質がありますが、肉食の動物に必要なのは、豆類や穀物などの植物性たんぱく質ではなく、肉や魚などの動物性たんぱく質です。

なぜなら、動物性たんぱく質には犬や猫の必須アミノ酸であるアルギニンやリジンなどが豊富に含まれており、これらは植物性たんぱく質ではとることができないからです。

原材料・成分表示は必ずチェックすること

ペットフードを買う際に、パッケージの写真や宣伝コピーだけで選んでしまう人が多くいますが、大事なのは、原材料と成分表示です。

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主成分は何かを知る

ペットフードの原材料は、ペットフード公正取引委員会の規則によって、含まれている重量の割合が高い順に記載されています。

肉食の犬や猫のフードでは、肉(肉、肉類、ミート)が一番先に書かれているか(=一番多い原材料が肉)、確認しましょう。

鶏肉、牛肉、ニシン、サーモンなど、種類が明確に記載されているもの、さらに、その材料が何パーセント含まれているかまで表示されているものがベストで安心です。
しかし、原材料の表示は添加物以外は分類名でもいいことになっているので、肉類、魚介類、穀類など、数種の原材料をまとめて分類名で表示しているものが多くあります。
この場合、実際にどんな材料がどれくらい使われているのかわからないため、注意が必要です。
特に食物アレルギーのある犬・猫などは、なにが含まれているのかメーカーに確認した方がよいでしょう。

ミールが入っているか確認しよう

〇〇ミールという表示もよく見かけます。
なんだかよくわからないけど、ミールだから「肉」だよねと、特に気にしていないかもしれません。

しかし「ミール」の多くには、レンダリングミートミールが使われています。
これは、内臓や骨など、正肉以外の副産物を混ぜて粉にしたもので、家畜のエサとしてよく使われています。

ミールの表示は、たとえば「家禽ミール」は種類を問わず様々な鶏が混ざっているもの、「チキンミール」は鶏だけ、「ターキーミール」は七面鳥だけを使ったものになります。
それと同様に、「ビーフミール」であれば牛だけ、「ラムミール」であれば羊だけですが、「ミートミール」の場合は、どの哺乳類が混ざっていてもいいことになっています。

動物性たんぱく質の元になる肉や魚などの分量は?

肉や魚介など、動物性たんぱく質の原材料がどれだけ多く使われているかもチェックしましょう。
たとえば、最後におすすめフードとして紹介しているオリジンやジウィピークなど4つのフードのように、ちゃんと肉や魚などを主体に作られているフードでは、パッケージに「85%quality animal ingredients」「80%Beef」などと表示されています。

また、自然のなかで肉食動物は本来、獲物の内臓や骨なども食べて栄養素を取り入れています。
一般的に肉と言われる部分は筋肉で、筋肉からはたんぱく質と脂肪、内蔵からはミネラルとビタミン、そして骨からはカルシウムとリンを吸収して体を維持しています。
こうした、生物学的に犬・猫に適した食事を考え、作られているフードには、原材料に肉だけでなく内臓も含まれています。

たまに、お肉だけの方がいいフードだと勘違いされる人もいますが、内臓も入れているのは、体に必要な栄養素を十分に取り入れる本来の食事にこだわっているからです。

一方、穀物などが主な原材料で、お肉はわずかしか入っていないフードでは、原材料だけでは栄養素を補えません。
そこで、合成のビタミンやアミノ酸、ミネラルなどを添加しています。
合成のビタミンやアミノ酸、ミネラルがずらっと書かれていると、一見体によさそうですが、炭水化物がメインのフードでは補えないので追加しているというわけです。
⇒オリジンのホールプレイフードについて

ぺットフードの製造に実績があること

最近は、新種のペットフードが多く作られ、販売されています。
どれもおいしそうなパッケージデザインに、魅力的な宣伝コピーがついています。

ここで原材料のほかに気にしてほしいのが、どんな会社がどのようにして作っているかということです。
ペットフードは、犬や猫の健康を左右する大事な食事です。
どのようにエビデンスにもとづいて開発したのか、実際に販売してどれくらいの実績があるのかは、安心・安全なペットフードを選ぶうえで大事なポイントのひとつです。

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グレインフリーで考えてほしいこと

グレインフリーのフードとは、小麦、トウモロコシ、大麦、米、オーツ麦などの穀物が含まれていないフードのことです。
グレインフリーの方がいい!と考える飼い主さんも多くいますが、アレルギーなどがない健康な犬であれば、グレインフリーにこだわる必要はないでしょう。
そもそも、肉や魚など、動物由来の原材料が主体のフードであれば、ほぼグレインフリーです。

肉や魚などを豊富に使ったグレインフリーフードではなく、単にグレインフリーをうたっているフードに気をつけましょう。
肉や魚の代わりに、ジャガイモなどのイモ類や豆類を入れてグレインフリーにしているからです。

「グレインフリー」というワードに引かれがちですが、穀物の代わりにイモ類や豆類を入れてグレインフリーにしているフードと、お肉や魚などが主な原材料で、もともとグレインが入っていないフードではどちらがいいですか?
肉食の犬や猫にあったフードを選ぶなら、お肉や魚が豊富に使われている方がいいですよね。

ダイエットフードで気を付けたいこと

犬や猫の悩みで大きなものの1つにダイエットがあります。
犬や猫は、うっかりしているとあっという間に体重が増えてしまいます。
そして、愛犬や愛猫が太ってしまったとき、飼い主さんがまず考えるのは、食事のカロリーを減らして、体重を落とすこと。
とにかく、カロリー重視でフードを選びます。

しかし、健康的なダイエットのしくみは、炭水化物や糖分を控えて動物性たんぱく質を多くとり、十分に運動をして筋肉を増やし、基礎代謝を上げていくことです。
そのためには高タンパク質の食事が不可欠です。
しかし、ダイエットフードは穀類が主要原材料でカロリーを抑え、たんぱく質量が少ないものが多くなっています。

ダイエットは、ただ痩せればいいというわけではありません。
たんぱく質もしっかりとれるフードを選びましょう。

高品質の原材料と高タンパク質のペットフード

ここまでご紹介したペットフード選びのポイントをふまえ、おすすめなのが以下の4種類のフードです。

ZiwiPeak ジウィピーク

・肉・魚介・内臓・骨を96%含む。肉食動物の食性にあった比率で配合。
・世界初のエアドライ技術で生の原材料そのままの栄養価を維持。

オリジン

・ホールプレイフードで、自然の栄養素を適切な配合。
・原材料の肉や魚は無冷凍の新鮮な素材を使用。

Kナインナチュラル

・生食フリーズドライペットフード。
・肉類90%以上(猫用は98%以上)のレシピ

AATU(アートゥー)

・肉(魚)80%(犬)85%(猫)と、20%(犬)15%(猫)のフルーツ、ハーブ、植物由来原料を豊富に使用。
・100%ナチュラルなグレインフリーフード。

まとめ

犬・猫フードの選び方、いかがでしたか?
ペットフードは毎日、必要なものなので、価格も気になります。
高品質のプレミアムフードはお値段が高いのが唯一のデメリットともいえますが、家族である愛犬・愛猫の日々の健康を守るために、本当に良いフードを選んであげてくださいね。


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