犬と猫の食事って何が違うの?
両方とも肉や魚を食べるから同じじゃない?
キャットフードもドッグフードも似たような感じだし……と、思ったりしませんか?
実は私も猫を飼うまで違いがよくわかりませんでした。
しかし、全然違うのです。
野生の猫は、通常、ネズミなどの小動物を捕食して食べています。
つまり、ほぼほぼ肉食ですが、一方、犬はといえば人間と同じ雑食です。
ということは、猫は肉メインの食事にしなくてはいけないということです。
「グレインフリー」を誇らしげにうたっているキャットフードがありますが、そもそも良質のキャットフードでグレインが主となっているわけはないのです。
ということで、猫にはどんな食事がいいのか紹介します。
原材料のトップに肉があるキャットフードを選ぶ

世界最大のキャットクラブ「The Cat Fanciers’ Association」の審査員は、ニューズウィークに次のように語っています。
“Probably the most important thing to remember about feline nutrition is that cats are obligate carnivores; they must have meat in their diets. Cats cannot manufacture taurine, an essential amino acid, and must obtain it from eating meat.
「猫の栄養について覚えておくべき最も重要なことは、猫は絶対肉食動物であり、食事に肉が欠かせないということです。猫は必須アミノ酸であるタウリンを体内で生成することができないため、肉を食べることで摂取しなければなりません。」
“Humans and dogs are omnivores, meaning that we can manufacture taurine and don’t need it from an outside source. When choosing cat foods, make certain that meat or meat by-products is the first ingredient listed.
人間も犬も雑食動物なので、タウリンは体内で生成でき、外部から摂取する必要はありません。キャットフードを選ぶ際は、原材料の第一位に肉または肉副産物が含まれていることを確認してください。
newsweek 記事よりhttps://inunekoblog.com/inuneko_food_erabikata/
猫は人や犬と違って、肉を食べないと必須アミノ酸のタウリンが欠乏してしまうのですね。
「じゃあ、動物性たんぱく質を与えればいいのね」と、魚や肉だけを与えるのはNGです。
それではビタミンやミネラルが不足してしまいます。
手っ取り早いのは、動物性たんぱく質がメインの良質なキャットフードを与えることです。
「The Cat Fanciers’ Association」の審査員は水分も十分に摂取できるウェットフードを推奨されていますが、動物性たんぱく質メインの良質な缶詰はお高いです。
ドライフードでも高いですが、缶詰よりは若干リーズナブルだし、保存性も高いので、両方をバランスよく与えるといいと思います。