果物が好きなワンちゃんはたくさんいます。
犬にとっても美味しくて体によい果物もありますが、その一方、食べるとキケンなものもあります。
夏の果物で犬にあげてはいけない果物を紹介します。
犬に与えるの避けるべき4つの果物
アボガド

栄養素が高く森のバターとも呼ばれるアボガド。
犬の体にもよさそうですが、アボガドには中毒を引き起こす「ペルシん」という成分が含まれています。大きな体の犬ではそれほど危険ではないという意見もありますが、数日以内に症状を引き起こすこともあります。皮や種は特に毒性が強いので、犬がうっかりかじってしまわないよう注意してください。
さくらんぼ

さくらんぼの種には毒性の強いアミグダリンというシアン化物が含まれています。
アミグダリン:バラ科のあんずやビワ、桃、スモモなどの種に含まれています。
これは青酸カリのような物質で、かじってしまうと呼吸困難や意識障害などを引き起こします。
どうしても与えたいときには種を取り除き、実の部分だけ少量与えましょう。
ぶどう(およびレーズン)

ぶどう(乾燥レーズン)は犬にとって、とても危険な果物です。
少量でも食べてしまうと急性腎不全を引き起こす可能性があります。
食べたあと、2時間~5時間程度で症状が出ることが多いので、様子がおかしく、ぶどうを食べた可能性があるのであれば、すぐに獣医師に連絡してください。
いちじく

イチジクは「ソラレン」「フィシン」という、犬に中毒を引き起こす成分が含まれています。
食べてしまうと下痢や嘔吐などの症状が出ます。
まとめ
美味しくて栄養豊富な果物。
愛犬にもあげたくなりますが、人間の体によくても犬には危険なものも多くあります。
むやみに与えず、初めて食べさせるものは事前に犬への影響を確認してからあげましょう。
もしも、これらの果物を誤って食べてしまった場合や、様子がおかしい場合はすぐに獣医師に連絡し、指示をあおぎましょう。