犬好きにはたまらない!なんども見たくなるおススメ映画

犬が好きな人は、たとえ映画好きでなくても、犬が活躍する映画は見たくなりますよね。
泣かずにはいられない感動作からドタバタコメディ、ドキュメンタリー映画など、犬が登場する映画はたくさんあります。

なかには、話題作だからみたけど「こんな飼いかたするなんてあり得ない」と、犬好きなら腹が立つような映画もちょいちょいあって「犬の映画は見ない!」という方もいます。

そこで、「感動した」「かわいかった」「考えさせられた」など、観て本当にいいと思った映画をご紹介します。
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エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語

犬目線で描かれるエンツォとデニーの人&犬生 猛烈おススメ!

ストーリー
カーレーサーのデニーはある日、サーキットの帰り道の農場で、1匹の仔犬に惹かれて連れて帰ります。デニーは名車エンツォ・フェラーリにちなんでその仔犬を「エンツォ」と名付け、その日からエンツォはデニーの一番の親友となり、家族となり、デニーともに犬生を歩み始めます。嬉しいときも悲しいときもつらいときも、どんなときでもエンツォはデニーに寄り添い、そしてやがて老いを迎えます。犬生を終えるときを間近に、これまでの日々を回想するエンツォ。
犬(エンツォ)の目線で描かれる、家族の絆の感動作です。
ケビン・コスナーがエンツォの声を演じています。

ここがいい
人は自分が厳しい状況に陥ると、つい自分のことで目いっぱいになり、犬を思う気持ちに余裕がなくなりがちです。特に映画ではそんなシーンがよくありイライラするのですが、この映画のデニーは違います。どんなときでもエンツォに対する想いがかけることなく、愛情を注ぎ続けます。
そんなデニーのさまざまな人生のシーンにエンツォはいつも寄り添い、共に走り続け、そしてやがて立ち上がることもできないほど老いていきます。
床に寝ころんだまま、お漏らしをしているエンツォを心配そうに優しく抱き上げ、「大丈夫か、俺がついてるぞ、相棒」と話しかけるデニー。その言葉にエンツォが心の中で返す言葉が胸にグっときます。(ここらあたりから、もう涙が止まりません)
あまり動けなくなったエンツォを膝の上に乗せ、エンツォが好きなレースのビデオをいつものように一緒に観て、「ずっと一緒だったな」とつぶやくシーンなども、もう切なくて。
ジャケ写になっているシーンは、お別れが近づいている最愛の友、エンツォへのデニーからのプレゼントです(ここで、涙腺が崩壊しました)。

最後に訪れるサプライズな出会いも素敵です。
犬が好きな人、犬と家族だった経験がある人にはたまらない映画です。

でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォー

めちゃくちゃ可愛くて深いファミリー映画

ストーリー
世界的に人気の児童文学「大きい赤いクリフォード」の実写映画版です。
舞台はニューヨークのマンハッタン。シングルマザーの母親と暮す少女エミリーは、転校先のエリート校に馴染めず、寂しい思いをしていました。
そんなエミリーの心をとらえたのは、マンハッタンの公園で出会った赤い仔犬。エミリーはその仔犬をクリフォードと名付け、一晩、一緒に過ごすことになります。しかし、翌朝、クリフォードは巨大な犬に変身し、そんなクリフォードを悪用しようと、大手バイオ企業がクリフォードをさらってしまいます。
母親の出張中、エミリーの面倒を見るためにやってきたダメダメおじさんのケイシーやエミリーの友人、近所の人たちが、一致団結してクリフォードを奪い返すために奔走します。

ここがいい
児童文学が原作なので、安心して見られる子ども・ファミリー向けの映画ですが、バイオ企業のたくらみや、自分たちと違ったものを排除しない=ダイバーシティの要素など、今の時代にもマッチした要素が織り込まれています。
巨大になったクリフォードが元の仔犬に戻ってめでたしめでたしと、ありきたりに終わらず、単に可愛いドタバタ劇ではない、大人が見ても考えさせられる映画です。

とはいえ、やはり魅力は赤い大きな犬、クリフォードの愛らしさ。
そして、ダメおじさんケイシーや近所の住民みんなが力を合わせ、クリフォードを悪徳バイオ企業から奪い返すためのドタバタ奮闘ぶりが楽しいです。

クリフォードがめちゃくちゃ可愛い、楽しい、面白い、優しい、そしてちゃんとメッセージがある素敵な映画です。

僕のワンダフルライフ

飼い主にもう一度会いたい!犬のよみがえりのお話
こうだったらいいな、また会いたいな

ストーリー
原作は、W・ブルース・キャメロンの小説「A Dog’s Purpose」。 夏の暑いなか、車に閉じ込められて危機に瀕していたところを少年イーサンに助けられた仔犬のベイリー。その後、イーサンの家族に迎えられたベイリーは、イーサンのそばに一生いようと誓い、楽しいときもつらいときもイーサンに寄り添って、固い絆を築いていきます。
けれど、犬の寿命は人よりずっと短いもの。
ベイリーは旅立ちますが、大好きなイーサンに会うために、その後何度も生まれ変わります。そして、そのたびに様々な環境のなかで人に寄り添い、尽くし、自分の犬生を懸命に生きるのです。

ここがいい
犬の転生を通して描かれる、誰かを思う気持ちや愛情、挫折、希望、そして生きる意義とは―――。
『ギルバート・グレイプ』や『サイダーハウス・ルール』『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』のラッセ・ハルストレム監督が描きます。

ベイリーは、さまざまな犬種に生まれ代わり、さまざまな飼い主と出会い、そしてどんな犬生でも一生懸命に飼い主に寄り添い、つくします。そして、大好きなイーサンに再び会うために、何度でも生まれ変わるのです。

可愛い、面白い、泣ける、すべての要素が詰まっています。
号泣間違いなしですが、犬とお別れし、悲しみが癒えない人にとって、希望にもなる映画です。

こうだったらいいな、大好きな犬にまた会いたいな。

僕のワンダフルジャーニー

僕のワンダフルライフの続編 また新たな旅へ

ストーリー
3度の生まれ変わりでようやくイーサンと出会えたベイリーは、イーサンとハンナ(ベイリーのおかげで再会し、結婚した昔の恋人)と、孫娘CJと幸せに暮らしていました。
しかし、イーサンやハンナに不満を抱いたCJの母親(ハンナの娘)は、CJを連れて突然家を出ていってしまいます。

再び犬生の終わりが近づき、イーサンとのお別れのときがやってきたベイリー。イーサンは、「どうかCJを守ってほしい」という新たな「使命」をベイリー託して見送ります。
そしてベイリーは、イーサンの願いを叶え、CJを幸せにするために、また新たな旅に出るのです。

こちらも前作同様、犬好きなら抱きしめたくなる作品です。
何度でも見たくなり、そして何度見ても泣いてしまう感動作です。

マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと

犬との生活を通し、笑って泣いて成長する

ストーリー
子育ての予行練習のために犬を飼うことにしたジョンとジェニーの新婚夫婦の家族に迎えられたのは、むちゃくちゃ可愛いラブラドルレトリバーの仔犬、マーリーでした。
しかし、可愛いだけの時期は一瞬のこと。
エネルギー溢れる大型犬マーリーは何でも壊し、何でも追いかけ、何でも食い散らし、そのやんちゃぶりと破壊力は底知れず、いたるところでトラブルを起こします。

その後、子どもが生まれ、ジョンとジェニーは子どもと、そしてマーリーとの生活を通して成長し、家族の絆を深めていきます。

ここがいい
マーリーのハチャメチャぶりがとてつもなくおかしくて可愛いけれど、それだけじゃありません。マーリーと家族の日々を通して仕事や家族、愛すること、想うこと、命について向き合い、家族が成長していくハートフルストーリーです。

こちらの映画も号泣必至のヒット映画です。
思い切り笑って思い切り泣ける家族(もちろんマーリーも含めた)のお話です。

犬と猫と人間と

犬たちの過酷な真実を伝えるドキュメンタリー映画

ストーリー
飯田監督が、捨て猫のお世話をし続けてきた女性から「大人もこどもも動物を大切に思ってもらえる映画を作ってほしいと」頼まれたことがきっかけで生まれたドキュメンタリー映画です。

ペット大国日本では、多くの人がペットを求め、そしてその裏側で、1日に大量の犬や猫が殺処分されています。劣悪な環境で、製造マシンのように繰り返し繁殖させられて、できた仔犬や子猫は商品として販売されます。そして、繁殖できなくなったり、売れ残ったりした犬猫は、消費期限切れとして廃棄される。彼らは商品として利用され、商品として流通し、利用価値がなくなれば物として廃棄される存在なのです。

映画で最初に映し出されるのは、犬や猫の処分の状況です。
自分が捨てられ、殺処分されるなんて思ってもいない、可愛く人なつこい犬や、生まれたばかりの子猫たち。犬を愛する人にとっては耐えがたい風景であり、事実です。

しかし、その一方で、そんな犬や猫たちを助けようと保護し、懸命に面倒を見る団体や個人の活動も紹介されます。

ここを見てほしい
動物の小さくて尊い命と、その命を自分のエゴと金儲けのために利用する人間、そしてそんな犬猫を助けようと奮闘する人たち。
犬や猫を取り巻く状況をそれぞれの角度で浮き彫りにしていきます。

この映画は2009年のものですが、いまだ日本の犬や猫を取り巻く状況は悲惨です。
著名人が犬猫の保護活動を公に行うようになり、メディアでも紹介されて、こうした状況が知られるようになってきたことはとても嬉しいことです。とはいえ、ペット産業が盛んな日本では、ペットショップでの生体販売は健在で、悪徳ブリーダーも後をたちません。
そして、つまり、それだけペットショップで犬猫を買う人がいるということです。

私たちの(自分も含めて)エゴや欲が、犬や猫たちをどれだけ苦しめているのか。
そしてどれだけの人が、彼らを守ろうと頑張っているのか。
ペット大国として、このような映画を毎年、公開してくれたらいいのにと思います。

犬に名前を付ける日

助けられる命は助ける

ストーリー
愛犬のゴールデンレトリーバーを亡くした山田あかね監督が、先輩映画監督のすすめで「犬の命」をテーマに映画を撮ろうと思ったことで生まれた映画です。

テレビディレクターのかなみは、愛犬のゴールデンレトリーバーを亡くした悲しみで、何にもやる気が起きません。そんななか、先輩の映画監督から「悲しむ暇があるなら、犬の映画を撮れ」と励まされ、「犬の命」をテーマにした映画を撮ることにします。

動物愛護センターで殺処分される犬猫や、東日本大震災の後、福島の原発20キロ圏内に取り残された犬猫を見たかなみはショックを受ける一方で、過酷な状況から犬や猫を救いだし、命を守ろうと奮闘する人たちと出会います。
犬や猫の保護団体を取材し、彼らの「助けられる命は助ける」という強い思いに触れ、自分には何ができるのかと自問するかなみ。
そんな折、久しぶりにカメラマンの元夫から連絡があり、その思いを伝えると、「自分達の役目はそれを撮って伝えることではないか」と背中を押されます。
そして、かなみは「嘆くだけでなく、自分にできることをしよう」と、ある決断をするのです。

ここを見てほしい
山田監督は、動物愛護センターから犬や猫を救い出している人たちや、震災で置き去りにされた動物を保護する人たちの活動を4年間にわたり、追いかけて取材。
映画では主人公の取材者に小林聡美を起用し、ドラマとドキュメンタリーが合体した映画になっています。

「犬と猫と人間と」もそうですが、人間のエゴによる犬や猫のあまりにも辛い状況を知り、それとどう向き合っていけばいいのか。
「可哀そう」で終わらせるのではなく、自分に何ができるのかと考えさせられる映画です。

ドッグマン

犬だけを愛するダークヒーロー

ストーリー
「レオン」のリュック・ベッソン監督が実際の事件をもとに着想を得て、脚本・監督を務めたバイオレンス・アクション映画。

ある夜、警察に停められたトラックに乗っていたのは、女装した男(ダグラス)と十数匹の犬。ドッグマンと呼ばれるその男は、自分の過酷な半生を語りだします。

父親や兄からのひどい虐待。犬小屋に入れられ、食事も与えられず、暴力を浴び続けて育った少年時代。そんな中で彼を愛し、常に寄り添い、守ってくれたのは犬たちだけでした。
ある日、ダグラスは犬の力を借りてパトカーを呼び、犬小屋から助け出されます。ダグラスはその後、犬たちと共に生きていきますが、生きるためにまた犬の力を借りて犯罪に手を染めていき、やがて凶悪なギャングに狙われていくことに。

ここがいい
ダグラスの悲惨な人生の中で、犬たちだけが彼を信じ、愛し、彼のために戦います。
女装を好み、不自由な足に装具を装着し、自分の家族である犬たちのために働き、歌い、犯罪に手を染めていくダグラス。
刑務所に入って離れ離れになっても、犬たちとの想いはつながっています。

怪しげな雰囲気たっぷりの映像は美しく、犬たちのアクションシーンは狂暴性というよりは可愛さが優り、その活躍ぶりにくすりと笑えるところも。
ダグラスが凄惨な人生を背負ってきたにもかかわらず、優しく強く、美しいのは、純粋な犬たちとの絆や愛情があったからでしょう。
ラストシーンは切なく、ダグラスの生きざまに心つかまれる映画でもあります。
また、バイオレンス・アクションなので、犬の誰かが傷つけられたらどうしようと気になってハラハラしましたが、そんなシーンはなくてほっとしました。

きっとリュック・ベッソン監督は、犬が好きなんだなあ。

犬部!

実話をもとに描かれた犬をめぐる青春映画

ストーリー
青森県北里大学獣医学部に実在した動物保護サークルが題材の、片野ゆかのノンフィクション『北里大学獣医学部 犬部!』をもとに描かれた犬や猫の保護活動を行う獣医部学生たちの姿を描く青春映画。 

子どもの頃から犬が大好きな獣医学生の花井颯太は、目の前の犬を救いたいという一途な思いで動物保護活動を続けてきました。颯太の一人暮らしのアパートの部屋には、保護した動物がいっぱい。そんなか、1匹の実験用の犬を救ったことをきっかけに、颯太は動物保護サークル「犬部」を設立します。

犬部には颯太と同じように犬好きの同級生が集まり、仲間となって、動物中心の青春が流れていきます。卒業業はそれぞれの思いを胸に別々の道を歩んでいきますが、それから16年後、獣医師となって動物の保護活動も続けていた颯太が逮捕される事態に。その報道を受け、犬部の仲間たちが再結集することになりますが……。

ここがいい
動物を虐げたげ、簡単に殺処分する社会を変えるためには、まず現状を知ること。
この映画は動物が大好きで、動物の命を守るために奮闘する獣医学生の青春を通して日本の獣医医学部での生体実習の実施や、ペットショップの多頭飼育崩壊、行政機関での殺処分の実態など、犬猫をとりまく厳しい現実を見せてくれます。

とても面白くて、とても熱くて、そして動物たちを救うために人生をかけて戦っている人たちの姿を見て、やはり自分には何ができるのかと考えさせてくれる映画です。

野生の呼び声

●人と共に冒険しながら犬の野生が蘇る

ストーリー
ジャック・ロンドンの名作冒険小説『野生の呼び声』の実写映画化です。

カリフォルニア州で判事のペットとして幸せに暮らしていた犬のバックは、ある日、金儲けを企てる男にさらわれ、ゴールドラッシュに沸くカナダに連れていかれます。そこで郵便配達員に売られたバックは、郵便配達のそり犬の一員として働くことになります。
そして、ペットとして気楽に暮らしていたバックは厳しい環境で仲間と共に走り続けながら、しだいに眠っていた野生が目覚めていきます。

しかし、突如、郵便配達が廃止されることになり、お払い箱になったバックたちそり犬は、今度は悪徳な金塊探しの男に売られてしまいます。
過酷な状況で労働させられたあげく、殺されそうになったバックを助けてくれたのは、息子を亡くして傷心の旅を続ける男、ソーントーンでした。

ソーントーンとバックの間にはしだいに信頼関係が生まれ、彼らは地図にはない「未開の地」を目指して冒険の旅に出ることに。 そして、たどり着いた場所でバックとソーントーンは穏やかに暮らし始めますが、その先には予想外の展開が―――。

ここがいい
犬の動作はすべてCGなので、ちょっと大げさというかアニメチックなところもありますが、そういうものだと思えば気になりません。
逆にCGの分、あり得ない過酷な状況に立ち向かうバックの迫力あるシーンが見られます。

バックがひどい目に合うシーンもありますが、血が流れない、犬が死なない、どんな逆境でも必ずバックは立ち上がる、さすがディズニー、安心して見ていられます。

無骨なソーントーンを演じるのはハリソン・フォード。世捨て人のようになっても心優しく、正義感のある男にぴったりです。

風景も美しく、子どもも大人も最後まで安心して楽しめる冒険映画で、個人的にはソーントーンのラストシーンがうらやましかったです。

K9シリーズ

天才麻薬犬とクセ強刑事のコンビが最高

ストーリー
サンディエゴを舞台に、天才麻薬犬、ジャーマン・シェパードのジェリーと、クセ強めの刑事トーマスのコンビの友情と活躍を描いた、コメディタッチの刑事アクション映画です。

ここがいい
とにかくジャーマン・シェパードの演技がすごい! 
ユーモラスで可愛くて、凛々しくて、それだけで何度も見てしまいます。

ものすごい感動とか、心に響くとか、そういう感じではないですが(あ、少しはあります)、可愛いくて笑える、心が疲れたときに観たくなる映画です。


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