人のものでも動物のものでも、サプリメントについては賛否両論あります。
サプリメントを否定する主な理由は「薬品」ではないので、「効果」があると認定されていないから。
では、どうしてこれほどサプリメントが多く出回っていて、多くの人が利用しているのでしょう。
つまり、サプリメントは薬じゃないけど、実際にいいと思った人が多いということですよね。
ペットのサプリについては、犬が声を出して「効いてる!」とか言えないので、あくまでもサプリを与えた飼い主の感想になりますが、やはり愛犬の調子がよくなったと感じているからこそ、多くの人が高いお金を出して与えているのではないでしょうか。
そして、私もその一人です。
愛犬の体験談を紹介します。
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専門家から聞いたサプリメントのリスクとは
まず、なぜ医療や食品の専門家がサプリメントに否定的か、ということについて。
仕事で、医薬品や食品を研究している、ある国の機関の先生にお話を聞いたところ、「健康食品はお勧めしません」とはっきり断言されました。
なぜなら、「人間はいろいろな食品を食べているなかで、さまざまな栄養素を取り入れているので、そこにむやみに栄養食品をとることで栄養素が偏ることになり、逆に危険です。また、健康食品は薬ではないので身体を治す効果はなく、もしあるなら、それは薬品として扱われているはずです」ということでした。
確かにおっしゃる通りです。
自分が食べている食事でどの栄養素をどれだけとっているかもわからず、「野菜が足りていない」とか「カルシウムを取るべき」とか「お肌や髪にはビタミンB6が必要」などのCMや広告につられて、むやみにサプリメントに手を出すのは危ないですね。
また、そのサプリメントにどんな成分が含まれているのか、きちんと確認していない人も多いのではないでしょうか。
サプリメントは安全で体にいいという前提で食べているわけですが、無駄なものを体に加えて、逆に害を与えている場合もあるのです。
とはいえ、やはり仕事で、サプリメント愛用者にお話を聞くと、サプリメントで「体調がよくなった」「助けられた」という声もたくさんありました。
不足しているものをきちんと補えることができれば、サプリメントで体調を改善することもできるのでしょう。
愛犬のサプリ体験談
犬用のサプリメントも様々な種類が出ています。
人間と同様、お薬ではなかなか改善しない愛犬の症状を何とかしたいと願い、サプリメントを与える飼い主さんが多いのでしょう。
一般的に、獣医さんはサプリメントに否定的であるように感じます。
でも、私はサプリメントによって愛犬の状態が大きく改善したことから、サプリメントは犬にとっても有効だと実感しています。
それでは、愛犬のサプリ体験談をご紹介します。
その1.立てなくなることがなくなった
うちの犬は運動量が多くよく歩く犬でしたが、7歳を過ぎたころから散歩の途中で急に歩けなくなり、座り込むようになりました。
少し休んで時間を置くとまた歩けるようになりますが、そのうち家の中でも急に立てなくなることがありました。
動物病院で診察してもらうと、多分、膝の靭帯が悪いので、動きすぎると切れてしまう。
切れてしまったら歩けなくなるので、散歩はほんの少しにするようにと指示されました。
でも、朝夕2時間は歩いて運動していた中大型犬を10分程度の散歩で満足させることは難しく、また、まだ7歳なのに、もう思う存分お散歩ができないのかと、悲しくなりました。
そこで、何とか足の健康をサポートするものがないかと調べて見つけたのが、体への吸収率が高いコンドロイチンのサプリメントでした。
本当に症状がよくなるかどうかは分かりませんでした。
でも、サプリを食べ始めてからしだいに散歩の途中で歩けなくなることも、座り込むこともなくなったのです。
以前のように長いお散歩もできるようになり、それから高齢になるまで長距離のお散歩を楽しみました。
たまたま愛犬の体に合っていただけかもしれません。
みんながみんな、症状が改善するとも思いませんが、誰かに犬の足腰について相談されると、愛犬の体験からサプリメントも紹介しています。
その2.絶望的だった皮膚炎が治った
足の調子は良くなりましたが、今度は10歳頃からアトピー性皮膚炎の症状が出始め、たびたびカイカイで薬を飲むようになりました。
最初のうちは症状も軽く、薬で抑えることができたのですが、年をとるごとに悪化していき、背中やお尻まわりの皮膚炎がひどくなっていきました。
13歳になると、急にひどい脂漏性皮膚炎になりました。
1日中、まるでオシッコを漏らしたように黄色い滲出液がおなかや内腿の皮膚から出てきて、毛はべとべとになり、いくら洗っても拭いても止まりません。
それが次はウロコのように固まって、被毛と一緒に皮膚がポロポロはがれていきます。
病院で処方された薬を飲んでも、シャンプーをしても精油などを試してみても、何をしても全く改善せず、愛犬のお腹も顔も内股も毛がなくなっていきました。
ボロボロになっていく体を見るのが本当につらく、散歩先の公園で、ウロコのように浮いてくる皮膚を取り除いてあげながら、「これってもう治らないのだろうな」と泣けてきました。
そんな中、友人にそのことを話すと、友人が皮膚炎だった愛猫に飲ませていた酵素水を勧めてくれました。最初の1本はお試しで無料で送ってくれるので試してみなよと。
ぶっちゃけ、そんな水でよくなるわけがないと思っていましたが、友人の勧めだし、タダならと試すことにしました。
1本目を飲んでも特に変化はなく、でも、サプリメントは1カ月で変化が出るものではないので、もう少し続けてみることにしました。
けれど、3カ月たっても半年たっても、特によくなる兆しはなし。
「高いし、全然よくならないから止めるよ」と彼女に伝えて、本当にやめようとしていたとき、ドロドロ出続けていた滲出液が止まりだしたのです。
「もしかして、よくなってる?」
驚いてもう少し続けてみると、なんと8カ月目にして滲出液が止まったのです。
それから徐々に毛も生え出して、元の姿にきれいに戻りました。
私にしてみれば、本当に奇跡のようでした。
その3.ついでに腎臓の数値も下がった
また、このサプリは腎臓にもいいとのことで、高かった腎臓の数値も下がりました。
まとめ
サプリメントは薬ではありません。
どの犬にも有効性があるとは言えませんし、むやみにあげては、冒頭に書いた人間のサプリメントのリスクと同様に、悪影響を及ぼす可能性もあります。
ただ、うちの犬のような場合もあります。
しっかり犬の状態を把握し、サプリメントを理解して与えるのであれば、犬の健康をサポートする良い方法の1つだと思い、ご紹介しました。
色々な種類が出ているので、原材料などをしっかり確認して、愛犬に合うものをあげていただきたいと思います。
この体験談がお役にたてれば嬉しいです。