猫を譲渡することにしてよかった!その理由は

キィウィ
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これまで犬としか暮らしたことがなかった。

犬が大好きで、猫もかわいいとは思っていたけど、自分で飼おうとまでは思わなかった(ルームメイトの猫がなぜか私の部屋に居ついたり、隣家の猫が1日中うちで過ごしていたりということはあったけど)。だから近所で保護された猫を一時預かりをしたのは、保護されてから6か月間、ケージに入れっぱなしだと聞いてしまって可哀そうだと思ったこと、ちょうどその時、愛犬が死んでしまった後で、預かれる環境だったから、というだけだ。

でも、絶対、絶対に、絶対に!里親になるつもりはなかった。預かりはするけど、「里親には絶対にならない」と周りにも宣言していた。もう二度と相棒との別れを体験したくなかったし(こんな悲しみにはもう耐えられないと思うほどダメージが強かった)、愛犬を見送って燃え尽きたと感じていたからだ。

それなのに、1年半の長い一時預かりを経て、結局里親になることになってしまった。ほかに条件の合う譲渡先が見つからず、その猫は、野良時代にかかった猫風邪で左目は失明、右目もあまり見えない状態だったので、ようやくうちの環境に慣れたのに、また違う家でいちから慣れるのはかわいそうだなと、情が湧いてしまったからだ。

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猫も犬もかわいいけど性質はまったく別

ふわふわして可愛いのは犬も猫も同じだが、性質はまったく違う。
犬は社会性が高く仲間意識が強いので、お互いを思いやりながら関係を深めていく。
一方、猫は単独行動が好きで、基本、自分中心だ。
犬は飼い主とできるだけ一緒にいたがり、猫は自分の都合ですり寄ってくる。
自分の要求を満たすためだけにすりすりし、かわいい声で鳴き、気に入らないと逃げる、怒る。そんな猫と暮していると、犬の純粋さや優しさ、かわいらしさが身に沁みる。

猫は小さくて、ふわふわしてどこもかしこも丸みを帯びていて、声も実にかわいらしい。
それに騙されてしまうけど、犬のような思いやりもなく、尽くす気持ちもなく、ただただ己の欲求あるのみ。周りのことなどかまっちゃいない。

犬の性質を愛する者にとって、これは衝撃的ともいえる違いだ。
正直、なぜこんなに世界中で猫が寵愛されているのか理解できない。
というのは、ウソだ。
猫はおそろしく魅力的だ。

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猫と暮してよかったと思う6つの理由

今では猫(名前はキィウィ)の里親になってよかったと思う。

理由その① 肩の力が抜ける

猫の自分中心な自由な行動を見ていると、まわりを気にせず「こんな風に生きればいいんだなあ」と思えて気持ちが楽になる。

理由その② 笑わせてくれる

お尻を突き出してきたり、頭突きしてきたり、猫の愛情表現?は、可愛いというよりユニークだ。
家に帰ったとたん、人の脚に突進してきてごつごつ頭をぶつけられたり、目の前にお尻を高くつき上げられたりすると、そのたびに笑ってしまう。

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理由その③ 規則正しい生活になる

猫は明け方や夕方に活動的になる「薄明薄暮性」。
キィウイの場合は夜中に騒ぎ、早朝に起こしにくるので、早寝早起きになった。
おかげで、7時前からNHKラジオ英会話を聞いて勉強するようになった。

理由その④ とにかく可愛い

撫でるとゴロゴロ喉を鳴らし、目をつむって喜ぶ姿とか、膝の上で丸まる姿とか、小さい鼻や口や手足、丸い顔、ナスみたいな丸いボディ、スタスタした歩き方、どこをとってもあっぱれなほど可愛らしくて癒される。

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理由その⑤ 優れた身体能力にほれぼれする

猫がしなやかな体を持っているのは知っていたけど、その高い身体能力を見るたび感嘆する。

助走もなしに1m以上の高さに軽々ジャンプし、さらに高いところからスタッと飛び降りる。
狩猟が得意なので瞬発力もすさまじい。伏せた状態から一気にダッシュをかける素早さは、普段のんきに歩いている様子からは想像が難しい。
気ままなぐうたらさとハンターの俊敏さのギャップのすごさも魅力的だ。

理由その⑥ 楽しい・癒される

・外出から家に戻ると玄関まで出てきて、にゃーにゃ―鳴いてお出迎え(猫によるかもしれないけど)
・寝ていると顔に鼻を近づけてニオイを嗅ぐ(顔にかかる鼻息がかわいい)
・いつの間にか膝に上に乗っている
・一緒にベッドの上でくっついて寝る
・お風呂から出るのをドアの前で待っている(それもおもちゃを用意して)
・おもちゃで誘うと、必死に走り回って遊ぶ
・すぐくっついてくる
などなど、思わずにっこりしてしまう。

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まとめ 猫との生活は気持ちが豊かになる

ということで、猫と暮すといいことがたくさんある。
明るく、楽しく、気持ちが豊かになる。

それに、猫は犬のようにトレーニングでしつけたり、芸をおぼえさせたりできないから、叱ることも無意味だし、何かをしてほしいと求めることもない。猫になにかを期待することはない。
相手になにも期待せずにただ尽くしながら暮せるって、ある意味とても幸せだ。
人の世界ではまずありえない。

ちょっとした修行だな。
猫に劣らず自己中な私にとって、これはとても貴重な生活ではなかろうかと思う。

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