果物が好きなワンちゃんは少なくありません。
特に暑い夏、水分たっぷりでカロリー少なめの果物は、水分補給をする上でもぴったりのおやつです。
とはいえ、どの果物を食べさせてもよいわけではありません。
そこで、犬が食べてもいい夏の果物をご紹介します。
犬が食べても大丈夫な夏の6つの果物
いちご

抗酸化物質やビタミンCが豊富に含まれているいちごは、人間にとっても愛犬にとってもメリットの多い果物です(ジャムのような加工品はNGです)。
そのまま与えると窒息する恐れがあるので、あげるときは小さく切って与えましょう。
スイカ

夏といえばスイカ!
みずみずしいスイカには、β−カロテンやリコピンなど抗酸化作用のある栄養素も豊富に含まれています。
犬に与えるときには、皮や種は取り除き、喉につまらせないような大きさに切ってください。
種なしスイカをカットして冷凍保存しておくと、暑い夏にぴったりのおやつになります。
ブルーベリー

ブルーベリーには、ビタミンAやC、Eなどの栄養素が豊富に含まれています。
大型犬の場合はそれほど心配する必要はないかもしれませんが、特に小型犬ではまるごと飲みこんでしまって喉に詰まらせる恐れもあるので、十分に気をつけてください。
桃

桃には抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンE、塩分を排出するカリウムや、おなかの調子を整えるペクチンなどが含まれています。
丸ごと与える人はいないとは思いますが、桃の種は絶対に与えないように。
桃の種にはシアン化物が含まれており、犬が食べてしまうと重篤な症状を引き起こします。
メロン

メロンは、抗酸化作用のあるビタミンCやβ−カロテン、塩分を排出するカリウムが含まれています。
特に実がオレンジ色のメロンにβ−カロテンが豊富です。
ただし、ククミシンというたんぱく質分解酵素(プロテアーゼ)が含まれており、人間では唇のピリピリやイガイガ、痒みを引き起こすことがあります。
犬でも症状が起こる場合があるので、最初は少しずつあげて様子をみてください。
マンゴー

抗酸化作用のあるビタミンCや、カリウムやマグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。
種は与えないこと。
犬に果物をあげるときの注意
1.適切な大きさに切ってあげる
犬は早食いです。
口に入れてよく噛まずに飲みこんでしまうことが多いので、喉に詰まらせないよう適切な大きさにして与えましょう。
2.たくさんの量を与えない
果物には、糖分が多く含まれています。
食べ過ぎでは沢山の量をあげないよう注意しましょう。
3.最初は少しずつあげて様子をみる
果物に含まれる物質に反応し、かゆみや下痢などの症状を起こすこともあります。
少しずつ与えて様子を確認しましょう。
まとめ
果物は犬にとっても美味しくて体によい食べ物ですが、すべてが犬の体にあうわけではありません。
なかにはアレルギーを起こすなど、体に害を及ぼすものもあるので注意しましょう。
そして、与えるときには様子を見ながら少しずつ。
沢山の量を与えることも避けましょう。
喉につかえて窒息すると、命にかかわることもあります。
適切な大きさにすることも重要です。