
動物は人だって犬だって猫だって、いつかは死ぬ。
だけど、赤ちゃんの頃から一緒にいた家族が気づけば自分の年を越していて、
気付けば歩くのが遅くなって、お散歩が大好きだったのにあまり歩けなくなって、
名前を呼んでもすぐに反応しなくなって、年老いている。

老いるのは当たり前のことだけど、老いていくスピードがとても速くて、
日々その印を目の当たりにすると、当たり前のことだと受け入れられず、とても悲しくなる。
そして、「まだまだ大丈夫だよ」と、頑張らせてしまう。
本当は家で寝ていたかったのに、無理やり散歩に連れ出していたかもしれない。
ごはんなんて、もう食べたくなかったかもしれない。
発作を止める注射なんて打たずに、そのままにしておいてほしかったかもしれない。
もっとすんなり逝かせてほしかったかもしれない。
ほとんどは一緒に過ごした楽しい思い出ばかりのはずなのに、
死んでしまったあとに出てくるのはこんな後悔ばかり。
有難う、そしてごめんね、ばかり。
犬や猫たちと暮らす生活は、素晴らしく楽しくて幸せだ。
そして、その分、失ったダメージは大きい。
心の一部が壊死してしまう。
だから愛犬が逝ってしまったあと、もう二度とペット(ペットという表現は好きではないけど)と暮らさないと誓った。カメも魚も爬虫類も、どんなものとも。
なのに、今うちには近所で保護された猫がいる。
一時預かりのはずが家族になっている。

そして、やはり一緒にいる時間が幸せで、いつか訪れるお別れの日がつらい……とか思ったのだけど、私も若くないし、それよりも、この子をちゃんと見送るまでは私も元気で生きていないと、と思う日々だ。

